SPECIAL特 集
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MEET×TALK
2021年4月21日
シノハラタケシの札幌異業種トーク
STAYDREAM代表 篠原猛が、
信頼する札幌の仲間とテーマを決めずに、本音トークする
「シノハラタケシの札幌異業種トーク」。
ゲストは株式会社NEW代表 倉内法生さん。
まったく違うようで、実は似ているという
飲食業界とデザイン業界。
人との付き合い方や経営者としての振る舞いなど
仕事のことからプライベートな話まで
本音で語り合ってもらいました。
―好きだな、一緒に仕事しようと思えたきっかけは?
篠原
「まずは、全体的に素直だなと感じる瞬間が多かったことですね。素直じゃないなと、感じる瞬間の方が多い人もいるので。法生さんからはそれをまったく感じなかったんです。そういう人には、自分の嫌だと感じたことも素直に言えますよね。だからか、法生さんとは仕事やプライベートなこと等、いろんな話を冗談も言い合いながら、同じ目線でできるんです。また、仕事のジャンルが違うのもよかったと思います。同業者だけじゃなく、異業種と関わり合うことは、自分の肥やしにもなるし、相手にとってもそうなるような気がします。」
倉内
「とにかく情に厚いですよね。絶対逃げないし、最後の最後まで尻を拭く。その時にすぐにできないことでも、何年後かに後悔しないように生きる姿勢がすごくいいなと思います。こういう人のことを九州男児って言うのかなって思いました。それから、考え方は違うけど、好きなことは近い。信頼して仕事をくれているのがわかるし、自分がやるって決めたから、信じたから、やりたいようにやってくださいと言うスタンスが、かっこいい。昔はデザインを作るということが仕事だと思ってましたが、人生をかけてオファーをくれて、それで結果を出さないといけないということがリアルタイムで感じられた人ですね。」
―会社の採用基準は?
篠原
「どういう観点から見るのを大切にしていますか?センスとか培われたものは、面談、面接で見抜くのは難しいかな、と思いますが」
倉内
「センスの方が判断しやすいかな。若い人だと、良い人かどうかという部分を見るのを大切にしています。人のためになにかを施すことが苦にならない人じゃないと、うちでは難しい。最初は良くても、どこかで横柄になったりするから。」
―仲間と仕事をすることの価値や意味とは?
倉内
「仕事ではある程度、議題は決まっているものだけど、猛ちゃんと会う時は、事前に何を言おうかなって思わないですね。考えが合わないことや伝わっていないこととかも、計算しないでも嫌な気持ちにならず、そのまま言えます。その方が有益なものができますよね。今まで出会ってから、十数年のベースがあって、相手の考えていることがわかるようになって、その上に成り立つから、仕事のスピードも早いんだと思います。慣れ親しんだ者同士で仕事をすると、なあなあになる可能性も秘めているけど、仲が良いからこそ、より良い方向に一緒に成長していきたいです。」
篠原
「そうですね。出会って10年経っているけど、改めてこれからも良い関係で居続けるためにどうすべきか、考えるようになりました。ちゃんと相手に敬意を持って接することができるのか、傲慢になっていることがないか、ということは特に気にしますね。」
倉内
「そうそう、どうしてあんなふうになっちゃったんだろうって思うことありますよね。そういうのを見誤る人もいるけど、僕らの周りの人達は、そばにいてくれて、もし見誤っても、ちゃんと言ってくれると思う。だからこそ、今まで一緒にやってきたとも思うし、思い描く未来を作りやすいようにデザインできると思います。」
篠原
「きっと選ぶということを自然と無意識にしていると思います。自分にとって必要な時間だなと思えるものを。」
倉内
「僕たちは仕事を通じて出会えているけど、もはや仲間という状態で関わっていられるのが嬉しいですよね。」
篠原
「この人と飲んでもただのお酒飲みだな、となると優先順位は下がってきちゃうかな。あとはエネルギーの相性が合いますよね。」
倉内
「波長が合いますよね。声のトーンが良かったり、いつも明るいところとか。それに、自分の知らないことを教えてくれるのがやっぱり楽しいですね。これからもそんな大切な仲間と目指している方向性を丁寧に確認し合いながら、スピーディに早歩きぐらいで進んでいきたいですね。」