SPECIAL特 集

STYLE DREAM

post-staff

スタッフトーキング at 一風堂

2020年10月26日

一風堂 札幌平岡店 店長 小松さん

平岡店は女性の多い店舗ですね!

そうなんです。ラーメン屋さんでは、めずらしいかもしれませんが、スタッフの半分は女性なんです。今日は、たまたまですが全員女性スタッフ!仕事以外の時間は和気藹々という感じですが、仕事中はみんな機敏に働くのでメリハリも心地いいですね。声を出していると部活のような感覚(笑)若いメンバーも多いので、明るい雰囲気も魅力的な店になっていると思います。

一風堂に入社したのはいつですか?

調理の専門学校に入ったばかりの18歳の冬にアルバイトで入社しました。最初に入った店で店長だったのが、山本のハンバーグの店長である櫻井さん。最初は、なかなか仕事が覚えられず苦しい日々…もどかしくて悔しくて、そんな中で愛情を注いで叱ってくれていることも感じていたので毎日涙が止まりませんでした。少しずつでも成長して、先輩に「できるようになったね!」と言ってもらいたいという一心で、仕事を覚えていきましたね。

社員になったきっかけはなんだったのですか?

社員になったのは、実はつい最近なんです。一風堂に入って10年が経った28歳の時、「接客は好きだけどこのままバイトでいいんだろうか。」という気持ちが込み上げてきて。お店のスタッフも仲が良かったし、不満はほとんどなかったのですが、だからこそ危機感を覚え始めました。今はいいけど、これから私はどんな人生を歩んでいきたいんだろうって。

社員になって何か変わりましたか?

同じ会社にいながら、見える景色は180度変わりました。もともと、リーダーシップをとるのは得意な方ではなかったので、“自分の意志をはっきり持って伝えていく”ということの壁にぶちあたりました。アルバイトの頃の気持ちもよくわかるので、合わせすぎてしまったり、遠慮してしまったりすることも多くて、今思えばとても頼りなかったと思います。とにかく、自分に自信がなかったんですよね。でもそんなときに、あるスタッフに言われたんです。「店長、もっとどんと構えてほしいです!」と。ハッとしました。自分の考えがぶれていたことにも気づきましたし、言うべきことは言っていいんだと力みすぎていた感覚から、ふっと抜けた感じがしました。それからは、スタッフに対して指導しなければならないことは頭の中でしっかり私なりに考えてから、伝わるように伝えることを心がけています。

そのやさしい人柄が小松さんの魅力でもありますよね!

そんなことはないんですよ。でも、一風堂に入っていなかったら今の私はないと思います。人として本当に成長できていると思うし、女性ならではの視点や感覚で、自分の得意なことを見つけようという行動もできるようになりました。

例えばどんなことですか?

お客様がある日、辛か麺を食べているときにラー油をお洋服にこぼしてしまったんです。その様子をたまたま厨房から見ていたので、すかさず中性洗剤と水を持っていってシミとりをしました。私にとっては、普段からそうしているので当たり前の行動だったんですが、お客様はとても喜んでくださり、それ以来、他のスタッフも同じように対応してくれるようになりました。あとは、お客様の邪魔にならない程度に少しだけコミュニケーションをとるようにしています。そうしていると、GoogleマイビジネスのコメントやSNS、本社へのメールなどで嬉しいお言葉をいただくこともあったり、結婚前に頻繁に食べにきてくれていたカップルさんが結婚後に赤ちゃんを連れて来てくれたりすることもありました。

どんなことを心がけてお店作りをしていますか?

一風堂に来て元気がでた!と思っていただけるお店にしたいです。ラーメンを食べてお腹も心も満たしてほしいのはもちろんですが、空間、接客、雰囲気、掛け声、清潔感など食べる以外のことも満足していただきたいんです。だからこそ、それを叶えるためには「チーム力」が不可欠です。相手のことを考えて、みんなが共感しあいながらお店を作りたいんです。一人でできることは、限られていますから。

一風堂の中で一番好きなメニューはなんですか?

辛か麺です!!(即答!!)一風堂らしいこだわりが詰まっているところも好きで、私の中の不動のNo.1です。

最後に一言お願いします!

一風堂は私の人生そのものと言っても過言ではありません!辛いことも、嬉しいことも、全部経験させていただきました。厳しい中にも思いやりがあって、家族のような会社。一風堂のファンがもっともっと世の中に増えていくように、頑張っていきたいですね。