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MEET×TALK

2021年5月20日

シノハラタケシの札幌異業種トーク

STAYDREAM代表 篠原猛が、

信頼する札幌の仲間とテーマを決めずに、本音トークする

「シノハラタケシの札幌異業種トーク」。

 

第2回のゲストは

株式会社グラフィックホールディングス 橋谷寛之さん。

 

同じ飲食業界のお二人。

歴史ある看板を背負うこと、新しい業態を作ること

それぞれにある難しさや価値について

本音で語り合ってもらいました。

―仕事をする上で心がけていることは?

橋谷

「僕は元々営業畑にいました。開発等に関わるようになってまだ2年くらい。役柄的には、店舗開発や経営企画といった業務推進的なことが多いですね。飲食という枠にとらわれず、なにかしら食に関わりながら成長できることをメンバーに伝え続けるように心がけています。会社としては、巷の様々な出来事に疑問を持って、価値を持たせたり、新しく生み出したりという概念を作っていければいいなと考えています。」

 

篠原

「僕はずっと飲食業界。だからこそ感じるのは、飲食であったとしても、なかったとしても、求めることや伝えたいことは同じということ。僕は、飲食関係の仲間も大事ですが、異業種の人たちと集まることも大事にしたいなと思っています。」

 

橋谷

「確かに歳を重ねると、新しい出会いがなくなってきますよね。若いうちはこんな凄い人がいるんだーとか、こんな頑張っている人がいるんだーとかいっぱいあったけど、段々と無くなってしまう。だからこそ、新しい出会いがかけがえのないものになってきたように感じますね。」

―飲食店を作る上で大切にしていることは?

篠原

「一風堂、山本のハンバーグとやってきて、「オリジナルブランド」は今のところないんですよね。だから次は、オリジナルの業態開発をできたらいいなと思います。自分達のオリジナルを作るとしたら『軸をぶらさない』ということが1番大切。それは美味しいことであったり、喜ばれることであったり、ドキドキやワクワクすることといった軸。ビジネスなので、ビジネスを優先するやり方もあるけれど、ビジネスを優先するよりも、おいしいということを優先したいですね。あとはドキドキ、ワクワクしていたい。世の中に試されている感じがするからこそ、やっぱり挑戦し続けていきたい。」

 

橋谷

「お話を聞きながら、歴史ある看板を背負いつつ、守りながら攻めるところが篠原さんらしいと思いました。僕らは数年前に少し背伸びをして“街でかっこいいお店をやろう”というところから飲食部門はスタートしていますが、今は次のステージに進んでいるからこそすごく一つ一つの言葉に共感します。勢いだけでは成し遂げられない、かなり細かいことまで計算して徹底的に考え抜くということの大切さを最近ひしひしと感じています。あとは、社会にとって有益な存在で居続けないといけないと思っています。」

―店を作る上でスタッフに伝えたいことは?

橋谷

「自分の大切な人の大切な人を大切にするということ。札幌のようなコミュニティの中で生きていると、自然と近しい人との接点が増えてきます。だからこそ、その一つ一つを大切にすると自ずと感情が連鎖する。人として真っ当なことをしていこうということですね。」

 

篠原

「“目標を伝えること”を大切にしています。今関わっている人たちが成長できる場になってほしい。一緒に働く仲間の人生において、何かを考えるきっかけになったり、価値観を持てるようになったりできるといいと思います。楽しい、嬉しい、わくわくするといったことが成長の起爆剤になると思うので、それが大変だったとしても大きければ大きいほどおもしろいし、楽しいかなと思いますね。」

 

取材協力店:

発酵ヤード

〒060-0062 北海道札幌市中央区南2条西6丁目 土肥ビル 1F