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MEET×TALK

2021年7月13日

シノハラタケシの札幌異業種トーク

STAYDREAM代表 篠原猛が、

信頼する札幌の仲間とテーマを決めずに、本音トークする

「シノハラタケシの札幌異業種トーク」。

 

第3回のゲストは

ゲストは有限会社m-style 天野学さん。

 

飲食業界とエンタメ業界のお二人。

お互いの印象やコロナ渦での飲食の大切さなどを

本音で語り合ってもらいました。

―最初の印象は?

天野

「寡黙なタイプだけど、中身が熱い人なんだという印象ですね。飲みの席で会うことが多いですが、いつもしっかり物事を考えて時代を捉えている人。いつも真剣にいろんなことに向き合っているからこそ、俺はいつも猛の癒しでありたいと思っています(笑)」

 

篠原

「癒されてますよ!(笑)天野さんは、常に笑顔が絶えない人。よく通る声で、明るい空気感を持っているので、楽しい話をすることが多いですね。」

―人付き合いで大切にしていることは?

天野

「丁寧に付き合うということかな。例えば、当たり前だけど約束を守ることであったり、遅れそうだったら連絡する、聞かれたことにちゃんと答える。そういう人が好きだし、だからこそ自分もそうありたいと思います。猛は本当に丁寧だよね。ちゃんと相手が心地よく感じる空気感でみんなと付き合ってくれていてすごいなと思う。」

 

篠原

「そうですか!?僕は、どんな人とも時間を共有するときには、「いい時間だったな」と思えるような時間を過ごすことを意識するようにしています。飲みに行っても、いい時間だったなという印象を持ってほしいですね。」

―互いに接してきた中で印象に残っていることは?

天野

「言葉というよりは、「行動」が印象深いかな。猛って寄り添い方が上手な人。以前、博多に視察に行ったことがあって、そのときも空港まで迎えにきてくれて、博多の魅力がたくさん詰まったところをあちこち案内してくれました。いつも誠実だし、きちんと相手が喜ぶことを考えてくれていて、そういう風に自分もしなきゃなと思いましたね。カウンターで飲んでいても、いつもこっちを向いて飲んでくれますし(笑)」

 

篠原

「人間性、色合い、あったかさ、天野さん色みたいなものかな。僕にとって、とても心地いい。そういう雰囲気、オーラ、持っている空気感が勉強になるなと思っています。誰に対しても自然に接することができる人だなと思います。

―話は変わりますが、コロナで感じた飲食の大切さとは?

天野

「携わっているエンタメ業界等の場合は、いく側も、やる側も試されている感じがしています。飲食は根本的に人々が元気になれる場だからこそ、今はとても悲しい状況だと思っていて、俺は飲食店には元気でいてほしいと思っています。やり方は考えていくべきだけど、俺にとってはいろんな人と会える場だったからこそ、さみしいという一言に尽きますね。人と会うのが好きだから、そういう奪われてしまっている機会を早く取り戻したいなと思っています。

 

篠原

「コロナになってもうすぐ2年くらいですが、コロナは危機ではあるけど、チャンスでもあると捉えるようにしています。僕は、生きている時代の大きな出来事のひとつだし、それがたまたまコロナだったと締めくくらないと前に進まないなと思っています。囚われすぎてもよくないから、自分たちが決めたことを遂行していくための走り出せる準備をしていくときじゃないかなと。あとは個人的にノンアルコールで酔えるようになりました。逆にアルコールを飲むと疲れることも多くなってきたかもしれません。(笑)

 

天野

「でもやっぱり人と飲む機会が減ったのは辛いですよね。Zoom飲み会じゃなくてやっぱり直接会いたいですよね!」

―飲み会の機会が減って新しく見つけた楽しみ方は?

天野

「キャンプですね!コロナが始まって2年目になると流石に外に出たくなり、だったらキャンプをしてみようかと始めたらとても楽しかったんです。自然っていいなって改めて思っちゃいました。大きく息を吸って、呼吸できることの幸せを感じるようになりました。」

 

篠原

「僕は、今までも取り組んでたことかもしれないけど、本を読むことが増えました。その分テレビを全く見なくなりましたね。本は気になったものを買って読むんですが、それは何かを欲しているときのルーティンですね。答えを探している感じ。精神的なモチベートに関わっているのかもしれません。昔、一風堂の上司に「本は出逢いだから、そのときに決めて買った方がいい」と言われたことがあるので、欲しい本があったら買うようにしています。実際、翌日に本屋に行ったら欲しい本がなくなっていたことがありました。」

―人との接し方は?

天野

「札幌の仲間と接している姿を見ていて、猛は人間関係を築き上げている人だなと思っています。」

 

篠原

「コミュニティの中で仕事ができるのは幸せですよね。」

 

天野

「物事を動かすときに、人とものと金があると思いますが、基本的に猛は「人」とやっている感じがします。俺もそれを心がけていて、「人ありき」な感じを大事にしているのがいい。人間関係の中に成り立つ仕事だからこそ、絶対に裏切らないという信頼がありますね。」

 

篠原

「2003年に札幌に出店。そのときにはまだそこまで考えられなかったけど、独立して狸小路を譲渡してもらったときから変わっていった気がしますね。」

―今日の話をしていかがでしたか?

天野

「ちょっと照れくさいですね。だけどここ数年間会っていて、周りの人間からも猛の人間性が聞こえてきて、誰一人として悪いことをいう人がいないんですよ。ちゃんとしたものを築き上げてきたんだなと思います。僕は、そういう人としかもう会わないつもりです。余生の方が短いので(笑)もう50だから、あと30年で何しようかと考えますよね。この対談で普段ちょっと思いを寄せていた人に、伝えられていない思いをやっと伝えられた感じがします(笑)」

 

篠原

「照れくさいというのが意外でしたね。自分からもっと話したらいいですよ!「俺はシャイだから」と言われるよりも天野さんの言葉を聞きたい人がいると思うんです。後輩の人たちに意外に響くことってある気がします。もっと話していいと思うし、天野さんの言葉を待っている人たちもいるんじゃないかと思います。天野ワールドの空気感で発する言葉はきっと刺さる人、答え合わせになる人もいるんじゃないかな。」

 

天野

「猛はいいやつだな!!またお誘いの電話をするからよろしくな!!(笑)­」